マンガやゲーム、アニメのキャラクターフィギュア、携帯ストラップのかわいい動物など、私達の身の回りに溢れるフィギュア達。
でも、フィギュア業界がどうなっているかは意外に知られていません。ここでは、実際にフィギュアの業界をご紹介していきます。
先ずはどのような行程でフィギュアが作られていくのか見ていきましょう。
どんなフィギュアを、どれくらいのサイズで作るのか、販売価格・ターゲット・量産個数等を検討します。
どんなフィギュアを作るのかを企画するのは「企画」や「プランナー」の仕事です。「プランナー」は、工場での生産管理まで担当する場合もあります。
原型が出来たら量産用の「型」を作ります。レジンキャスト製のキットの場合はシリコーンゴムで型を作ります。完成品をPVC(ポリ塩化ビニール)やABS樹脂製にして量産する場合は金型(かながた)を用意します。
フィギュアの金型の取付け・調整・取外し・樹脂を流し込み複製品を作成する技術を持つ人のことです。
原型をシリコーンで型取りしたものを使って金型を製作します。原型がデータの場合はマシンで金属を直接削り出して、金型を作ることができます。
商品のパッケージや広告などに使用する完成見本や彩色サンプルを製作します。商品がキットの場合は「完成見本」、商品が完成品の場合、工場に見本として送るのが「彩色サンプル(デコマス)」です。
キット(パーツ状態)のフィギュアを完成品にするのが「フィニッシャー」です。メーカー等からの依頼で完成見本を作る人、個人から依頼されて完成品を製作する人のどちらも「フィニッシャー」と呼びます。一方、大量生産される完成品の彩色サンプルを作成するのが「ペイントマスター」です。ただし、実際には両方を兼ねる人も多くいます。
商品フィギュアが完成品の場合は、ほとんどが中国やフィリピン等のアジア圏の諸外国工場で量産を行います。商品が小ロットでキットの場合は国内が多いようです。
検品や箱詰めを終えた商品が店頭に並びます。
フィギュアの専門店や模型店等で商品や材料・工具等を販売するお仕事です。「専門店スタッフ」には、専門的な知識と丁寧な接客姿勢が必要とされます。
店舗の展示用、もしくは個人の方からの依頼を受けて、フィギュアキットの依頼を受けて制作します。
フィギュアの専門店や模型店等で商品や材料・工具等を販売するお仕事です。「専門店スタッフ」には、専門的な知識と丁寧な接客姿勢が必要とされます。
fast はフィギュア制作専門の学校です。
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